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こどもエコすまい支援事業で新築一戸建て購入はお得?申請時の注意点や手続きも紹介

不動産知識

稲垣 百哉

筆者 稲垣 百哉

不動産キャリア11年

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新築一戸建ての購入をお考えの方にとって、費用負担を軽減しながら理想の住まいを手に入れる方法はとても気になることでしょう。最近話題の「こどもエコすまい支援事業」は、子育て世帯や若いご夫婦にとって、住まい選びの強い味方となる支援制度です。しかし、「どんな条件を満たせば使えるのか」「申請の方法や注意点は?」と迷われる方も多いはずです。この記事では、制度の概要や利用するための大切なポイントをわかりやすく解説します。

こどもエコすまい支援事業とは

この制度は、エネルギー価格の高騰による負担を軽減するため、子育て世帯や若者夫婦世帯が高い省エネ性能(ZEHレベル)を持つ新築一戸建てを取得する際の支援を目的としています。対象となるのは、18歳未満の子を持つ世帯、または夫婦のどちらかが39歳以下の世帯です。

対象となる新築住宅は、基礎工事後に着工された省エネ性能の高い住宅であることが条件です。さらに、延床面積が50平方メートル以上であることなど、居住性に関する要件も求められます。

補助金の額は新築一戸建ての場合、1戸あたり100万円です。これにより、資金面での支援が強化され、購入時の負担を軽減できます。

表にまとめると以下の通りです:

項目内容補足
対象世帯子育て世帯・若者夫婦世帯18歳未満の子あり、または39歳以下の夫婦
対象住宅省エネ性能(ZEHレベル)+50㎡以上の新築住宅基礎工事後の着工が条件
補助金額100万円/戸新築一戸建てに限る

申請の基本手続きとタイミング

こどもエコすまい支援事業による補助金の申請手続きは、申請者ではなく、あらかじめ登録された「こどもエコすまい支援事業者」が実施します。たとえば、新築のご依頼をされる工務店や建築業者が、登録事業者であることが前提となりますので、ご契約前に必ず登録状況をご確認ください。<事業者の登録が必要である点>。

申請の基本の流れは、大きく以下の通りです。
(1)工事の着手:基礎工事以降の工事を、令和4年11月8日以降に開始したものが対象です。契約時期を問わず、工事着手が条件となります。<着工時期>。
(2)交付申請または「交付申請の予約」:工事着手後に、交付申請または予約申請が可能です。予約を行うと、3か月間、その補助予定額が確保されます。<申請予約の仕組み>。
(3)交付申請の受付期間:申請受付は、令和5年3月下旬から開始され、予算上限に達し次第終了します。遅くとも令和5年12月31日まで受け付けられる予定でしたが、実際には令和5年9月28日に予算上限に達し、受付終了となりました。<受付期間と終了>。
(4)完了報告:補助金が決定した後、住宅の引き渡し・入居を終えたら、所定の期限までに完了報告を提出する必要があります。戸建て住宅の場合は交付決定日から令和6年7月31日までが期限です。<完了報告の期限>。

ステップ概要備考
1. 着手基礎工事以降の施工開始令和4年11月8日以降に実施
2. 申請(予約含む)交付申請または予約申請の提出令和5年3月下旬~予算上限まで
3. 完了報告引き渡し・入居後の報告戸建ては交付決定から令和6年7月末まで

このように、着工・申請・完了報告という流れを、期限に沿ってしっかり進めることが重要です。申請受付が早期に終了した実績もあるため、工事着手後は速やかに登録事業者と連携して申請の予約・提出を行い、期限内の完了報告も堅実に行っておくことがポイントです。

申請にあたって押さえるべき注意点

「こどもエコすまい支援事業」に申し込む際には、以下のポイントに注意する必要があります。

注意点内容
対象住宅の細かい要件住宅は住民票所在地に住む本人が居住し、床面積が50㎡以上で、未完成または完成から1年以内であり人が居住したことがない住宅であることが必要です。さらに、ZEHレベルの省エネ性能を証明でき、交付申請時には一定の工事進捗(出来高)が確認できる状態でなければなりません。基礎工事以降の工事着手が2022年11月8日以降であることも要件です。
補助金の返還・制限事項完了報告を期限内に提出しない場合、交付決定が取り消され、既に支払われた補助金は支援事業者を通じて返還が求められます。また、補助金を受けた住宅を譲渡したり、担保に提供する場合には制限がありますので注意が必要です。
登録事業者との契約の必須性申請は「こどもエコすまい支援事業者」と呼ばれる登録済みの住宅事業者を通じて行われます。登録のない事業者との契約では補助対象になりませんので、契約前に必ず登録状況を確認してください。

それぞれの要件は制度の信頼性を担保するための重要な条件です。制度の対象外にならないよう、事前に十分にご確認のうえ、登録事業者と綿密に打ち合わせを重ねて進めてください。

:実際の申請活用を成功させるためのポイント

こどもエコすまい支援事業を確実に活用するためには、以下のような点に注意すると安心です。

ポイント具体的な内容留意点
省エネ性能の証明 BELS評価書や住宅性能評価書などの証明書を準備 申請時に必ず提出できるよう、施工前に確認してください
補助金の還元方法 契約時に、代金充当または現金還元のどちらかを確認 事業者ごとに対応が異なるため、事前確認が重要です
申請受付の状況確認 受付終了や予算枠の埋まり具合を早期に把握 状況によっては、他の制度も検討する必要があります

まず、ZEH相当であることを裏付ける証明書(BELS評価書や断熱等性能等級5・一次エネルギー等級6の住宅性能評価書、あるいはフラット35S適合証明書)を取得し、申請前に用意しておくことが不可欠です。これにより、申請における審査の過不足を防ぎ、申請後の手続きもスムーズに進みます。

また、事業者との契約段階で補助金の受け取り方法について明確にしておきましょう。補助額は原則として建築費の最終支払いに充当される形が多いですが、事業者によっては現金での還元を選べる場合もあります。契約書や事前の打ち合わせで必ず確認することが大切です。

さらに、こどもエコすまい支援事業は予算枠に達した段階で受付が終了します。公式サイトや事務局からの最新情報をこまめにチェックし、受付終了や予算消化の通知があった際には、場合によっては他の支援制度(例えば2024年度以降の「子育てエコホーム支援事業」など)への切り替えを視野に入れておくと安心です。

まとめ

こどもエコすまい支援事業は、新築一戸建てを検討される子育て世帯や若年夫婦世帯にとって、家計を助ける大変心強い制度です。補助金を活用することで、高性能な住まいをより手が届きやすくなりますが、そのためには要件や手続きに関する正確な理解と、期限管理が欠かせません。ご自身にも身近な制度として積極的に活用し、理想の住まいづくりを一歩前進させるきっかけとなれば幸いです。申請にあたって不安や疑問がある場合は、専門の不動産会社へ遠慮なくご相談いただくことをおすすめします。


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